やっちまった、


やっちまったやっちまった・・・・!!なにをってオメー・・!それはだな、おい、・・・あれだ、その、あの、な、・・う・・・・・うおぉおおおおお!!ちっくしょォォォオオオオ!!!(思い出しただけで・・・!)(もうだめだァァアア!)



「うるせーですぜィ。土方さん。」

「うるせえ。」

「さっきからやっちまったやっちまったって。」



総悟はズズ、と音を立ててパックの豆乳をすすっている。ちくしょう!俺だってどうしようか悩んでんだ!





「を押し倒して殴られたくらいなんで、「ギャアアアァアアアアアアア!!!!」」

「い、言うな!」

「なんでィ。事実じゃねえですかィ。」

「いーから!改めて言われると・・おめー・・その・・き・・傷つくじゃねえかよォォオオオオ!!」

「あーああ。情けねえ。ひざ抱えてメソメソと。」

「うるせー!ちなみに殴られたんじゃねえ。平手打ちだコノヤロー。」

「んなもん大して変わらねえじゃねえですか。」

「違うだろォォオオ!殴ったっての方がなんか本気ッポイだろが!まだ平手打ちの方がソフトな感じだろ!」

「なっっっさけねえ。」

「うるっせー!」



ちくしょうちくしょう!とはもう付き合い始めて3ヶ月だしそろそろいいかなとか思ったんだよチクショー!そうだ!あの時誰もいねえって念を押した上で俺の家について来た時点でオーケーっていう意味だと思ったんだよ!よく考えてみろ!あんな密室であんな短いスカートで・・・!ふたりっきりで・・・!うおおぉおおお!理性なんて保てる男がいるのかコノヤロォォォォオオオオオオ!!!!!(僕は保てませんでしたお母さァァァアアん!!)



「あーあー。ったくなんでィ。童貞でもあるめえし。」

「違うんだよ馬鹿ヤロー!はなあ今までの女とは違ぇんだよ!俺が見つけたトゥルーラブなんだよォォオ・・・!総悟、おめーもその真実の愛を知る事がありゃあわかる・・」

「(キッモ。)へー。そーですかィ。」

「ちくしょォォォオオオ・・!うっ・・うっ・・・・・・・!」



あれか、あれなのか?なんだまだ早かったってことなのか?そうなのか・・!はっ・・ま・・まさか俺が嫌なのか・・そ、そんなハズ・・そんな・・そんなの・・いやだァァァァアアア!!!!(めそめそ)



「アンタの今の姿見たら誰でも嫌になるでしょうよ。全部口に出てますぜィ。」

「・・!そ・・そーいうこと言うんじゃねえよバカヤロー!嘘でも慰めるとかしろ!」

「"元気を出して〜土方君。はきっと土方くんを嫌いになったんじゃないさあ〜きっと心の準備がまだだっただけさあ〜。"これで満足ですかィ?」

「そ・・そうか・・!だよな・・!そうだよな!」

「(都合のいいとこしか聞いてねえ。)そうだといいですねィ。」

「そうだ・・俺としたことが・・タイミングを見誤るとは・・そうだ・・今思えば今までの女は黙ってても乗ってきたからな・・そうだ・・だからだ・・」

「そろそろ失礼してもいいですかィ?俺このあと用事あるんで。」

「だーッ!待て!待て総悟!」

「なんですかィ。ズボン、引っ張らないでもらえますかィ。」

「いや、タイミングって、どういうもんなんだ!?」

「知りませんぜ。そんなこたァ。」

「いや、いいから。」

「(なにがいいんだ・・)んなもん適当に密室で押し倒して一発ブチ込む以外になにかあるんで?」

「おめっ・・!それで俺は失敗したんじゃねえかよ!お前普段どうなわけ!」

「俺だって女が勝手に乗ってくるんでンなこと自分からしたことねえから知りやせんぜ。」

「あー・・タイミングってどういうタイミングだよチクショォォォオオオオオ!」

「溜まってんなら適当に他の女でヌけばいいじゃねえですかィ。」

「バッカヤロォォオオオオオ!さっきも言っただろーが!溜まってるとかじゃねえんだよ!今までとは全ッ然違ェんだよ!トゥルーラブなんだよォォォオオオオ!!!!」

「じゃ、俺は忙しいんで。」

「ま、待て!待て総、悟・・・・・・!?」





「あの、ひ、土方くん、」






「(はーあ。ホント、ばっかなカップルでィ。)」




カツンカツンカツンカツン、総悟が階段を下りていく音がする。それと一緒に俺の心臓も大合唱だぜ!(うおお俺どうしたらいい!?なあどうしたらいい!?)
なんできゅうこ、ここに!?まさ、まさか俺に会いに!?(ドキュン!)
どくんどくん!







「あの、土方くん、」

「・・・!ど、どうした・・!!!」

「あの・・ちょっと・・」

「お、おう、」

「あの、あのね、えーっと、さ、昨日はさ、」

「あ、ああ、」

「ごめん、ね?すごいいきなりだったかから・・・」

「(なにこの小動物!!)」

「あのー、一応さ、はじめてなんで、あたしもー・・一応女の子で、そーいうのに結構夢持ってたりするわけで・・」

「お、おう・・」

「だから、もっと大切に、・・していただけるとその・・・」

「(・・・・!!)(なななな!なにこいつ!!!)(か、か、か、可愛すぎ!!!)」

「それでね、ひじか、ってわああああぁぁぁぁあああああ!!」

「ーーーーーー!!(もう無理!我慢とか無理ィィイイイイ!!!)」

「ぎゃあああ!嫌ァァァァアアアアアアアア!!!」











バキンッ!!




























★☆★






























「で、我慢できなくなって押し倒して今度はグーパンチですかィ。」

「ちっしょぉおおおおおおおお!!」

「(あー。このひとホント頭おかしいんじゃねえの?)」











彼がつけたトゥルーラブ




061008(あんたもいちょっと節操っていうもんを持ってみたらどうなんでィ?)(うおおおお!ーーーーーー!)