嘘をつきながら泣いてみる













































少し目が光ってて、鼻が赤えんだよ、ばか。
つまり、あきらかにさっきまで泣いてたような顔をしてるが教室にいた。


「お前さ、帰んねーわけ?」




下校時刻なんてとっくにすぎてる。




「寝てた・・あは。」

「お前、馬鹿じゃねーの」







そんな嘘ついて







「馬鹿じゃねえよ。馬鹿。」






なんで、無理してるわけ







「おまえ、」

「なに?」















「泣いてただろ。」








が一瞬びくっと動いた、

気がした。でもすぐ普通に



「泣いてないよ」

「嘘付け。」

「泣いてないんだもん。」

「嘘だろ。」

「泣くのは悲しいときか嬉しいときだよ。あたしはどっちでもないよ。」

「じゃあなんで泣いてたんだよ。」

「だから、泣いてないよ。」

「あ、そ」

「しつこいね、土方って。」








そういって少し笑ったが無性に腹立たしくて殴ってろうかと思ったけどそんなことは気のせいだ。

なんか、がいまにも消えそうなのも気のせいだ。



明日になれば、また笑ってる。













超、うぜえ。
























をつきながら泣いてみる






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泣いてるのを気づかれたくないヒロインと泣いてたの隠されるのが悔しい土方少年。
いつ書いたんだかもわからないまさにキングオブ年代物・・・!